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診療所訪問 / 医科

おなはま腎・泌尿器科クリニック/渡邉良太 先生

 今回ご紹介するのは、おなはま腎・泌尿器科クリニック(いわき市)の渡邉 良太先生です。

 趣味はランニング。8年前から継続し、現在は県内で開催されるマラソン大会へ出場しています。

 診療面では、透析や日帰り手術に注力し、病院に準じた診療を行っています。
(取材日2019年12月6日)

渡邉 良太先生

健康増進マラソン

 ランナー歴8年。健康増進をモチベーションに、ランニングを習慣にしていると言います。

「きっかけは、震災後に運動不足で10㎏も太ってしまったことです。検査数値が悪くなってきたことを目の当たりにして、ダイエットのためランニングを始めました。6年ほど前からは、モチベーションを維持するため、大会に出場するようにしています。」

 出場する大会は、いわきサンシャインマラソン、Jヴィレッジハーフマラソン、郡山シティーマラソン、鶴ヶ城ハーフマラソン等。これら県内で開催されるハーフマラソン・10㎞マラソン大会に毎年出場していると話します。

「ランニング同好会を製薬メーカーの方と結成し、よく4~5人で大会に出ています。最近だと10月に鶴ヶ城ハーフマラソンに参加し、帰りは仲間とソースかつ丼を食べに行きました(笑)」

 思い出の大会は?との質問は…

「郡山シティーマラソンです。折返し地点付近には長くて急な坂があり、毎回駆け上るのが大変なコースですが今はやっと慣れてきて成長を実感しています。元々体を動かすのは好きではないし、ラストスパートはとても苦しいです。ですがそれを乗り越えて完走できた時は、大きな喜びや“達成感”を味わうことができます。」

日帰り手術で負担を軽減

 令和元年7月に開業し、渡邉先生を含む医師4名をはじめ、臨床工学技士、看護師、管理栄養士など合計33名で運営。『病院で行う診療をクリニックでも行える体制を作りたい』という思いから、日帰り手術に注力していると話します。

「開業当初の7月から11月までの5ヵ月間で生検も併せ、約90件の手術を終えました。例えば、人工透析シャント手術やVAIVT前立腺の生検は病院で行うと約2泊3日の入院が必要ですが、当院では日帰りで行うことができます。手術や検査に対する敷居を少しでも低い状態にして、患者さんの負担を軽減できるよう努めています。」

 また、病院に準じた診療を提供し続けるために、取り組んでいることがあると言います。

「病院の先生と連携を密にして常に新しい情報や手技を取り入れることを心掛けています。また、スタッフにも積極的に学ぶ姿勢を持ってもらい、勉強会や学会等に参加する際はサポートをしています。」

X線テレビシステムを導入し、日帰り手術や生検を実施しています

何事にも冷静に行動したい

『人間万事塞翁が馬』…渡邉先生の座右の銘です。

「人生は良い事が起きれば悪い事も起こるので、様々な事に対して一喜一憂すべきではないという意味のことわざです。これを教訓にして良い事があっても喜んでばかりではなく、何事にも冷静に周りを見て行動することを心掛けるようにしています。」

 これからのおなはま腎・泌尿器科クリニック様は?との質問には…

「当院は透析ベッドが20床あるので、周辺地域の医療機関に声かけを行って、必要に応じて利用して頂きたいと思います。そのためには、今後さらにスタッフの教育面や施設面の充実を図り、周りから一目置かれるようなクリニックを目指していきたいと考えています。」

 渡邉先生の開業医としての新たな挑戦は始まったばかり。これからも『人間万事塞翁が馬』を心に据え、前進するおなはま腎・泌尿器科クリニックであり続けます。

透析ベッド数は20床。最新の透析装置と角度調節が可能なチェアーベッドを設置しています

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【プロフィール】渡邉良太先生

昭和42年いわき市生まれ。
平成4年、順天堂大学卒業後、同大学の附属病院(静岡病院、安浦病院等)での研修・勤務を経て、平成16年11月より、いわき泌尿器科に勤務。
平成23年6月より常磐病院に勤務し、副院長を務める。
令和元年7月、おなはま腎・泌尿器科クリニックを開業。

●趣味:ランニング。

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(事務局/長島)