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診療所訪問 / 歯科

トミー歯科クリニック/佐川富勇 先生

 今回ご紹介するのは、いわき市にあるトミー歯科クリニックの佐川富勇先生です。

 趣味は野球。学生時代からピッチャーとして活躍されています。

 診療面では、"歯科医院=痛くて怖い所"というイメージを変えるため、様々な工夫を凝らしています。
(取材日:2019年10月24日)

佐川富勇 先生

試合を作る責任

 小学生の時はソフトボール、中学・高校では野球に打ち込み、学生時代からピッチャーを務めていると言います。

「高校卒業後は野球を中断していましたが、2年前に開業した際にいわき歯科医師会の野球チームから声を掛けて頂き再始動しました。昨年の全国歯科医師会野球大会では、福島県代表として4試合中3試合投げ、準優勝を果たすことができました。」

 しかし、今シーズン中に肩を痛めてしまい、復帰に向けてリハビリ中だと話します。

「今はキャッチボールも出来ない状態ですが、チームのメンバーが応援してくれていますので、頑張って治したいと思います。そして、来年もう一度マウンドに立つのが夢ですね。」

 野球の魅力とは?の質問には…

「野球はチームプレーでありながら、個人競技の要素もあります。特に守備の面では、締まった試合になるのも、だらけた試合になるのもピッチャーのプレー次第で大きく左右します。試合を作る責任があるからこそ、楽しむ事ができるのだと思います。」

マウンドに立つ佐川先生

緊張を緩和するために

 平成29年1月に地元いわき市で開業。“歯科医院=痛くて怖い所”というイメージを変えるため、患者さんとのコミュニケーションを大事にし、丁寧な説明を行っていると言います。

「受診中に緊張していると、痛みに敏感になってしまいますので、スタッフにも積極的に声かけをしてもらい、緊張の緩和に努めています。また、治療前後をご自身で見て確認してもらえるよう、行程ごとに口腔内を撮影し、モニターに写しながら分かりやすい説明を心掛けています。」

モニターで治療前後の状態を説明

 加えて、院内の空間づくりにもこだわったと話します。

「診療室を吹き抜けにし、床から天井まで窓を伸ばすことで圧迫感のないようにしました。天気の良い日は青空を眺めながら治療を受けることができます。

広い窓と吹き抜けにより、圧迫感を軽減しています

 また、歯科医院特有のにおいをなくすために日替わりで香りを変えてアロマを焚いています。」

受付と治療室にアロマを置いています

歯科医師への憧れ

 幼少期の歯科受診を機に、歯科医師を目指すようになった佐川先生。思いが実現し、歯科医師になった現在は、憧れられる存在でありたいと話します。

「私は子供時代、自転車で転倒して歯が欠けてしまいました。一生このまま過ごすのかと落胆した気持ちで歯科を受診したのですが、治療して頂き落胆が希望に変わりました。歯科医師への憧れが芽生えた瞬間でした。今は歯科医療を提供する側になり、来院して頂く患者さんから『将来、歯医者になってここで働きたい』と言ってもらえることがあります。とてもありがたく、嬉しい気持ちでいっぱいです。」

 最後に一言。

「自分も子供の頃に歯科医師に憧れを抱いたように、小児の患者さんから憧れてもらえるような歯科医師、医院になれるよう、日々研鑚を積んでいきたいです。」

 子供の思いを実現へ。歯科医療の提供を通して、明るく、痛くない印象を与え、歯科医院のイメージを変えるトミー歯科クリニックであり続けます。


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【プロフィール】佐川富勇先生

昭和60年いわき市生まれ。
平成22年、奥羽大学歯学部卒業後、
奥羽大学歯学部付属病院臨床研修プログラム修了し、
平成23年に冠橋義歯学講座へ入局。
平成24年、医療法人かとう会ココ歯科クリニックへ勤務。
平成25年、笹木歯科クリニックへ勤務。
平成29年1月、トミー歯科クリニック開業。

●趣味:野球、ソフトボール、釣り、犬の散歩

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(事務局/長島)