診療所訪問 / 歯科
こばり歯科/小針啓司 先生
今回ご紹介するのは、浅川町にあるこばり歯科の小針啓司先生です。
趣味は野球とドライブ。中学時代から続けている野球の魅力とは?
診療面では幅広い世代の方々が通いやすい歯科医院作りを行い、かかりつけ歯科医として地域医療を担っています。
(取材日:2019年9月3日)
優秀選手賞を受賞
野球が大好き。中学・高校・大学と硬式野球に打ち込み、昨年出場した全国歯科医師会野球大会では、準優勝に輝いたと言います。
「2年前に開業した際、郡山歯科医師会の野球チームに所属している先生からお誘い頂き、メンバーに加わりました。昨年の県大会では各方部の4チーム(郡山・福島・いわき・会津)で対戦し、当チームが優勝しました。東北大会では当チームが中心となって福島県の合同チームを結成し、結果は準優勝でした。全国大会では12チーム中、準優勝を果たすことができました。」
シーズン中は毎週土曜日に練習を行い、大会では中距離打者として活躍したと話します。
「全国大会では、たまたまですが優秀選手賞を頂くことができました(笑)チームの中では若くて経験者ということで重宝され、先生方に優しくして頂いているので、これからもチームに貢献し、今年の東北大会では優勝して全国大会に繋げたいですね。」
野球の魅力とは?の質問には…
「ミスをしてもお互いにカバーし合うことができるチームスポーツであり、目標に向かってチーム全員で熱くなれる点です。この経験は、1人ではできない事なので貴重な時間を過ごせています。」
人が集える場所にしたい
“風通しが良く、人が集まりやすい場所にしたい”という開業当初の想いから、建物のデザインにこだわったと言います。
「徐々に人口が減っている地域だからこそ、幅広い世代の方が集まりやすく、コミュニケーションが取りやすい場所にしたいと思いました。そのために建物をあえて歯科医院感のないデザインに統一し、待合室から診療室までドアを設けず開放感のある空間にしています。」
また、診療面では“患者さんへの丁寧な説明”をスタッフ全員で徹底していると話します。
「患者さんに満足して頂けるように治療計画の説明を納得するまで行うように心がけています。治療中も『何をしました』、『次に何をします』等、その都度お伝えします。」
加えて“院内感染予防対策”にも注力されています。
「オートクレーブを導入し、患者さんから見える場所に設置しています。滅菌しているところを見える化することで、患者さんが滅菌体制を確認できます。清潔な環境作りは大事なので、今後も突き詰めて取り組んでいきたいです。」
地域包括ケアの一員として
『愛と感謝と忍耐』…小針先生が常に意識している言葉です。
「仕事をする以上、うまくいかない時や辛い時もあります。そのような時は心の中で『愛と感謝と忍耐』と自分に言い聞かせて仕事をしています。」
これからのこばり歯科様は?との質問には…
「今後さらに通院困難な患者さんが増えると予測されているため、訪問歯科や摂食嚥下リハビリテーションに関する勉強に力を入れ、対応できるようにしていきたいです。また自治体・ケアマネ・医師・看護職員等の方々と連携体制を整え、地域包括ケアシステムの一員としての役割を担っていきたいです。」
続けて…
「健康な歯で噛むことができれば認知症予防に繋がり、介護予防の観点からもかかりつけ歯科医の果たす役割は大きいです。人生100年時代と言われていますから、口腔ケアを通して患者さんの健康をサポートしたいと考えています。」
これからもこれまでも、多様化する地域のニーズに応えられるよう、未来を見据えて前進するこばり歯科であり続けます。
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【プロフィール】小針啓司先生
昭和58年石川郡浅川町生まれ。
平成20年、神奈川歯科大学卒業後、
東北大学附属歯科医療センター臨床研修歯科医を経て、
東北大学大学院歯学研究科 口腔システム補綴学分野博士課程修了。
平成25年から平成29年2月まで山形県内の歯科医院に勤務しながら、
東北大学大学院非常勤講師を務める。
平成29年5月、こばり歯科開業。
●趣味:野球、ドライブ。
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(事務局/長島)