福島県保険医協会 第49回定期総会を開催【情報掲示板】情報掲示板

福島県保険医協会 第49回定期総会を開催

理事長に松本純 氏を再任

2021-08-03

[活 動]

福島県保険医協会 第49回定期総会を開催拍手をもって承認された定期総会議案

 保険医協会は6月19日、第49回定期総会をウェディング・エルティ(福島市)にて開催。本人出席8名、書面議決122名、代理による出席(委任状)413名により、2021年度の活動方針等を決定。また、理事13名、会計監査2名、事務局長1名が総会で選出され、直後に開催された理事会で松本純氏が理事長に選任された。

理事長挨拶

 冒頭、松本理事長(医療生協いいの診療所/福島市)は「新型コロナに立ち向かう日々であった。地域住民の健康を守ることを優先しつつも職員や自分自身の感染予防に留意しながらの困難な医療活動の連続であったことに敬意を表したい。また東日本大震災から10周年の記録集を発行することができた。福島の痛恨の経験を忘れず教訓化するために、手記を寄せていただいた皆様に感謝したい。保険医協会は保険医の権利と生活を守るとともに社会保障としての国民医療の向上を基本的な目標として引き続き活動していく。本日の総会ではあらためて活動方針を確認していきたい」と挨拶。その後、議長に松本理事長を選任し、議事に移行した。

活動報告~5つの柱

 続けて、井桁事務局長が2020年度の活動を以下の5つに分けて報告した。

 ①会員への情報提供、日常的な相談活動、②保団連、東北ブロックとの共同、連携、③会員相互の福利・厚生に寄与する事業活動、④会報、機関紙等の発行、その他の宣伝活動、⑤協会の運営と組織・財政基盤の強化。

 併せて、▽会員医療機関からの日常的な相談件数が計2045件寄せられ、集計を取り始めた2015年度以降、過去最高件数になったこと、▽従来の訪問型・集客型のセミナーは、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、訪問型とWEB型の2つの形式で開催し、会場型は「どうしても会場型でなければならないものに限る」とし、訪問型は資料配布のみとなった場合もあり申込数でカウントとした(延べ458医療機関1550名)こと、▽各共済制度がこれまで通り会員のメリットの一つになっていること等が報告された。

活動方針~会員一人ひとりの要望を尊重

 その後、井桁事務局長が2021年度活動方針(案)として以下の3つを提起。

 ①引き続き、会員全てにそれぞれの要望に沿ったより良い医療を実現するための支援を行う。②それぞれの選択の受け皿である各種制度の維持発展に努力し、保険医療機関の経営と保険医の生活・権利を守るための両輪である福島県保険医協同組合と共に、「信頼される福島県保険医協会・協同組合」を追及する。③「伝える」から「伝わる」を心がけた会員向けの宣伝物などを利用し、未入会の方々への広報活動を行い、組織拡大に反映させ、1500名を達成し、2000名会員を目指す。

 具体的には、①情報提供、日常的な相談活動、訪問型・WEB型・会場型のセミナーを行う。②加盟団体として諸会議・行事や全国・東北6県共同の取組等への参加、協力を行う。指導・監査について東北各協会とともに東北厚生局との懇談に参加する。税務調査について東北各協会とともに仙台国税局との懇談に参加する。③保険医療機関の経営、会員の生活に役立つ商品・制度の発掘と普及、経営改善の提案活動を共にすすめ、保険医協同組合事業の発展に協力、共済制度の実務部分とセミナーの事務部分を保険医協同組合に委託する。④全ての活動を組織拡大に反映させる―等が提案された。

 2020年度活動報告、2021年度活動方針ともに拍手をもって、原案通り承認された。併せて、理事を退任される丹治伸夫氏(前副理事長)、安斎幸夫氏(前理事)、猪狩由美子氏(前理事)に多大な貢献を頂いたことを表して、感謝状が贈られることとなった。

2021・2022年度役員選出

福島県保険医協会 第49回定期総会を開催

 井桁事務局長が役員改選について説明。5月度理事会で確認した役員候補名簿が提出され可決された。

 また、定期総会終了後に理事会を開催。理事長に松本 純 理事、副理事長に樋口 郁夫 理事・曽根 惠児 理事・内藤 秀明 理事・村松 尚夫理事 を推薦するとの声があり、全員異議無く賛成し右の通り決定した