福島県保険医協会、コロナ感染拡大の影響アンケート(2回目)実施【情報掲示板】情報掲示板

福島県保険医協会、コロナ感染拡大の影響アンケート(2回目)実施

小児科、耳鼻科で減少の程度大

2020-08-08

[活 動]

 保険医協会では6月23日から7月3日にかけて、新型コロナウイルス感染拡大の影響に関する会員アンケート(2回目)を実施した。前年5月と今年5月を比較して「保険診療収入が減った」との回答割合は、1回目のアンケート(前年4月と今年4月を比較)よりも多くなる結果となった。回答数は、医科207件、歯科86件で回答率は各々32.3%、21.3%。

医科9割、歯科8割が収入減

 アンケートでは、前年5月と今年5月を比較して「保険診療収入が減った」との回答は医科190件(90.5%)、歯科70件(81.4%)であり、1回目(前年4月と今年4月の比較)と比べて医科(3.5%)、歯科(2.4%)上昇した。減少の程度の内訳は(表1)の通り。

小児科、耳鼻咽喉科で減少の程度大きく

 併せて医科医療機関において、減少の程度を診療科別に集計したところ、他の診療科と比較して小児科、耳鼻咽喉科で減少の程度が大きいことがわかる結果となった(表2)。

助成金等「使わない・よく知らない」が多く

 また、雇用調整助成金や持続化給付金、政策金融公庫等の助成金や融資等については、医科歯科共に「活用・申請中」「検討中」よりも「使わない」「制度をよく知らない」との回答数が多かった。

 保険医協会では、アンケート結果を受けて、引き続き、国や県に対して要請を実施する予定。