福島県保険医協会 第48回定期総会を開催【情報掲示板】情報掲示板

福島県保険医協会 第48回定期総会を開催

日常的な相談、訪問型・集客型セミナー 過去最高の利用数

2020-08-08

[活 動]

福島県保険医協会 第48回定期総会を開催拍手をもって承認された定期総会議案

 保険医協会は6月20日、第48回定期総会をウエディング・エルティ(福島市)にて開催。出席会員数13名、書面議決125名、代理による出席352名のもと、2020年度の活動方針を決定した。なお、今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、規模縮小や間隔を空ける等3密を回避する形での開催となった

理事長挨拶

 冒頭、松本理事長(医療生協いいの診療所/福島市)は「県内において爆発的な感染拡大は見られず、緊急事態宣言は解除になっている。これは県内の医療機関、介護事業所の皆様による感染対策の努力の賜物である。当会が行ったアンケート結果では、感染の心配、患者減、衛生用品不足等、様々な困難の中で地域医療を守っていたことが表現された。インフルエンザの季節とともに第2波への懸念があるが、引続き感染拡大防止に努めて頂きたい。保険医協会は、保険医の生活の権利を守るとともに、国民医療の向上を目的として引き続き活動していく」と挨拶。その後、議長に松本理事長を選任し、議事に移行した。

活動報告~5つの柱を踏襲

 続けて、井桁事務局長が2019年度の活動を以下の5つに分けて報告した。
①会員への情報提供、日常的な相談活動、②保団連、東北ブロックとの共同、連携、③会員相互の福利・厚生に寄与する事業活動、④会報、機関紙等の発行、その他の宣伝活動、⑤協会の運営と組織・財政基盤の強化。


 併せて、▽会員医療機関からの日常的な相談件数が計1416件寄せられ、集計を取り始めた2015年度以降、過去最高件数になったこと、▽訪問型・集客型のセミナーを延べ478医療機関1666名に利用頂き過去最多を更新したこと、▽各共済制度がこれまで通り会員のメリットの一つになっていること等が報告された。

活動方針~会員一人ひとりの要望を尊重

 その後、井桁事務局長が2020年度活動方針(案)として以下の3つを提起。
①引き続き、全会員それぞれの要望に沿ったより良い医療を実現するための支援を行う。
②それぞれの選択の受け皿である各種制度の維持発展に努力し、保険医療機関の経営と保険医の生活・権利を守るための両輪である福島県保険医協同組合と共に、「信頼される福島県保険医協会・協同組合」を追及する。
③「伝える」から「伝わる」を心がけた会員向けの宣伝物などを利用し、未入会の方々への広報活動を行い、組織拡大に反映させる。

具体的には、
①保険医療機関の経営と保険医の生活・権利に関する事項について、情報提供を行う、日常的な相談活動を行う、訪問型・集客型・WEB型のセミナーを行う。
②「保団連・東北ブロックとの共同、連携」として、加盟団体として諸会議・行事や全国・東北6県共同の取組等への参加、協力を行う。指導・監査について東北各協会とともに東北厚生局との懇談を行う。税務調査について東北各協会とともに仙台国税局との懇談を行う。
③保険医協同組合事業の発展・普及に協力、共済制度の実務部分とセミナーの事務部分を保険医協同組合に委託する。
④全ての活動を組織拡大に反映させる―等が提案された。

 2019年度活動報告、2020年度活動方針ともに拍手をもって、原案通り承認された。

 なお、今回の定期総会は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、祝電披露・記念講演・懇親会は中止とし、かつ議案の提起は事務局長が行った。