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2020-08-26
[コラム]
COVID-19による日本のコロナ禍は4月から5月にかけて第1波が終息したかに見えたが、6月末から7月にかけては、再び東京を中心に日本全国に波及し、第2波が再燃したような状況であった。何故、日本では台湾やニュージーランドのように第1波で終息できなかったのか初期の水際対策を検証する必要があった。
COVID-19はインフルエンザと異なり、高温・多湿に弱いのではないかという予想もあり、梅雨時期には消退するのではないかと楽観視した傾向があったのでは。しかし現実は厳しく7月に入っても再燃が止まらない状況が続いている。このままの状況では死活問題だと観光業界からの要望で7月22日から東京を除いた「GO TOトラベルキャンペーン」が始まった。今後さらに日本全国にコロナ禍が拡散しないか危惧される。
政府は1兆円以上の高額な資金を投入し、観光事業さらには地方経済の活性化のためにカンフル剤を投入したが、コロナ禍対策としては国民全員のPCR検査、効果ある薬剤、さらには予防ワクチンの開発などに投入することが先決ではなかったのでは?経済より医療ではないか。
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(H)