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"未来から選ばれる医院"になるための第一歩 【第18回】

民間保険の基礎知識

2019-09-25

[コラム]

(1)「公的」と「民間」の違い

 公的保険は、国や自治体が運営する社会保障制度が主となります。公的医療保険は全員加入が原則です。財源も加入者の支払う保険料だけでなく、雇用主や公費が負担する部分もあります。

 一方、民間保険は、希望者のみが契約をして加入することになります。保険料は、リスクと希望する補償内容に応じて計算され、支払った保険料の額に応じて補償内容も変化します。

 ここで言うリスクとは、年齢や病歴・職業のことで、民間医療保険では、ケガや病気の発症する確率が高い人ほど保険料が高額になったり、補償内容によっては契約できない場合もあります。

(2)なぜ、「保険」を知る必要があるのか?

「保険」とは「大勢の人が保険料を出し合い、〇〇の状態になったら保険金を受け取る」という仕組みです。

 例えば「医療保険」では「病気やケガで入院や手術を受ける」状態、「生命保険」は「保険の対象者が死亡・高度障害になった」状態、「自動車保険」は「交通事故を起こした人や物へ損害を与えた」状態というように、「〇〇」という状態に対応するために多数の種類があります。さらに、「特約」という主契約に付加するオプションの数も増えています。

 また、「保険金が受け取れる期間」が決められているのか、一生続くのか、あるいは、満期時以外に受け取るものがあるのかなど、とても複雑になっています。


《ワンポイント》

「公的医療保険」は病気やケガで治療が必要になった場合に対応します。従って、治療目的でない、健康診断や予防、美容目的では適用されません。

 また、目的が同じ治療であっても、原因や理由によって対応する制度が異なります。仕事が原因でのケガや病気は「労災保険」が適用となります。(民間保険を含めると、学校の登下校中や授業中でのケガには日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度が適用されるなどです。)
さて、皆さんはどこまで理解されているでしょうか?少なくとも患者さんごとに、適用されている保険の種類と簡単な内容は抑えておく必要があります。
 
 また、患者さんから(主に)公的保険について質問されたり、診断書等の記載を依頼されることも多いと思います。その際にはきちんと対応できるよう知識を整理しておきましょう。

(3)契約する際は「適用範囲」を確認しよう

 これらのことを踏まえて、自身や家族が保険に加入する際は「補償内容」と「保険の適用範囲」をよく理解して契約することが重要です。特に注意すべきは①誰が、どのような状態のときに②どのような補償が③誰に提供されるか?です。

 例えば「ガン」は、「民間」の方が高度先進医療などにおいて「治療法の摘要範囲」が広いようです。しかし「ガン保険」の種類によっても、適用範囲や補償内容に少しずつ違いがあるので注意しましょう。

「民間」は、「公的」に比べて保険料が高額になります。「保険が効くと思っていたら、効かなかった」とならないよう、加入している保険は「公的」も含め、予め確認しましょう。
詳しくは、当会の「民間保険の基礎知識」を受講してください。



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(事務局/小川)