認知症について【情報掲示板】情報掲示板

認知症について

2019-04-25

[コラム]

認知症について

 認知症は清明な意識状態における進行性の認知障害を特徴とする疾患過程である。原因は脳疾患・外傷・薬物・感染症・代謝異常・生理学的異常など数10種類にも及ぶが、精神科ではアルツハイマー型・脳血管性・両者混合型に対応することが多い。「物忘れの進行・複雑な会話が困難」から始まり「日常生活動作に介助が必要→会話不可能→寝たきり→衰弱・感染症→死」という経過をとる。経過中、行動面(介護拒否・暴言・暴力・徘徊・不潔行動)と精神面(妄想・幻覚・睡眠覚醒障害)の問題で精神科病院に入院し治療(薬物・精神療法)する患者さんは少なくない。

「患者の行動に迷惑している」と施設の看護師・介護職員から苦情を圧力と言葉で受けとった家族は、待った無しの状態で精神科病院を受診し、即入院を希望する。適切な理解ある対応により、認知症トラブルは少量の薬物療法で落ち着くことが多い。つまり、退院→外来通院も可能な訳だが、実際は「寛容で優しい、近隣住人と施設職員」の存在が不確かなため、継続入院となる事が多い。

「患者に寄り添う、愛のある対応を理解・実行できる人」の育成が、行政案「認知症でも生まれた地域で最後まで...」実現の必須項目である。 

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

(KKAC)