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"未来から選ばれる医院"になるための第一歩 【第6回】

注意のしかた

2018-09-27

[コラム]

 皆さんは家族やスタッフなど、誰かを注意したことはありますか?またその時、相手の反応はどうでしたか?今回は「注意のしかた」のお話です。

(1)「叱る」と「怒る」は違う

 皆さんは「叱る」と「怒る」を使い分けていますか?
 「叱る」とは「注意する」の意味。相手の行動が好ましくない、もっと良くなって欲しいとの思いから、相手の言動を指摘し、理解・修正を促がすことです。
 これに対し「怒る」とは「頭にくる」「キレる」の意味。思い通りにいかず、遺憾・不快であるという感情表現のひとつです。
 こう説明すると、両者の意味は全く違うことがご理解頂けると思います。しかし実際は、知らないうちに「叱る=怒る」になっているかもしれません。なぜなら、自分は叱ったつもりでも、相手は怒られたと感じる場合があるからです。

(2)「当たり前ルール」を意識する

 注意する際、前もって考えておきたいことがあります。それは、お互いのルールの存在。
 想像してみてください。あなたは野球をするつもりでルールの説明をしているのに、相手はサッカーをするつもりで聞いていたとしたらどうでしょう?同じ球技ですがルールが違うため、話しが噛み合わないのも当然ですよね。
 話しを戻します。あなたが相手の言動に対し「問題だ」と考えた点は、あなたが日頃から当たり前にし、できている内容のはずです。しかし相手は、それをしなかったし、できなかった。つまり、相手はあなたの「当たり前ルール」に違反したので、あなたはそれを問題と思ったわけです。
 しかし、相手にも「当たり前ルール」は存在します。お互いのルールがズレていれば、相手はなぜ注意されたのか認識すらできません。

(3)行動の結果を考えさせる

 注意する際のポイントは、まず相手に「なぜ注意されたのか?」の理由を理解してもらうことです。そのためには、相手の言動が周囲にどのような影響を与えたのか?もしくは与える可能性があったのか?を考えてもらうことが重要です。
 例えば、よく遅刻する人を注意するとします。「どうしていつも遅刻するの?」と質問しても解決しません。なぜなら、遅刻を繰り返す人は「遅刻=問題」と考えていないからです。
 そこで「あなたが遅刻することで、周囲にどんな影響が出ていると思う?」と質問します。その結果「遅刻が周囲に悪影響を及ぼしている」 つまり「遅刻=問題」と認識すれば、お互いのルールが一致します。あとは「どのような能力を身に付ければ、この問題を解決できると思う?」等の問いかけで、今後の対応法を検討します。
 しかし問題は、相手が「悪影響なし」もしくは「よく分からない」つまり「遅刻≠問題」の見解を示した場合です。これはルールがズレている状態なので、ルールが一致するまで、考えてもらうしか方法はありません。
 詳しくは、当会の「上手な褒め方・注意のしかた」を受講してみてください。 



次回のテーマは、「上手な質問のしかた」です。

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(事務局/小川)