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[精神科]

うつ病の時代 ―特に軽症うつ病の増加―

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 ストレスの多い今日、頭が重い、胃がもたれる、食欲がない、だるい、眠れない、寝起きが悪い、仕事や勉強をやる気がしない等、主に身体の症状を訴える軽症のうつ病が増えています。世界保健機構の発表では、世界人口の約3%がうつ病に罹っているとしています。日本の場合、約800万人がうつ病で家庭や社会で生活に支障を来し、治療を受けていると推定されています。
 

 うつ病は過労を始め、家庭不和、人間関係のもつれや経済問題、出産等が誘因で発病します。性格的に真面目、几帳面、熱中しやすく凝り性の人に発病しやすい傾向があります。働き盛りの40才前後を中心に、女性では、更年期に多く見られますが、高齢化社会の今日、お年よりのうつ病も激増しました、受験等で若者たちにも増加するなど、すべての年齢層に増加しています。
 

 軽症うつ病は、頭痛、胃部不快感、動悸、胸部圧迫感、全身倦怠感、体重減少、睡眠障害等、体の不調が症状の主なものです。しかし、うつ病本来のゆううつ、ふさぐ気分、落ち込み等、うつ的精神症状が目立たないので、内科や産婦人科などを受診し、身体的検査で異常がみられず、自律神経失調症、更年期障害等と診断されている場合が多いようです。うつ病は、朝に体調が悪く、夕方に症状が軽くなるなど、日内変動が見られる場合が多いのです。治療によって良くならない場合は精神科医を紹介してもらうとよいでしょう。


 適切な治療をしないと長引き、自殺など、思わぬ結果を招くこともあります。治療は、休養を第一にして、薬を服用し、精神科医の指導と家族や友人の助けによっては確実に治りますので心配はいりません。「人は一生に一回はうつ病になる」と言われています。「心のかぜひき」と言われるようにありふれた病気なのです。

(2008-05-01 09:03:52) 

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